朝日大学病院

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頭頸部外科・耳鼻咽喉科

頭頸部外科・耳鼻咽喉科の概要

頭頸部外科・耳鼻咽喉科は2018年(平成30年)より開設され、2020年(令和2年)4月より常勤医2名体制で入院・外来診療を行っております。
頭頸部外科・耳鼻咽喉科の扱う病気は一般に耳、鼻・副鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、気管、食道、唾液腺、甲状腺など頭頸部疾患やアレルギーなどであり、領域と病気の原因は多岐にわたります。
私たちは専門知識を生かし、疾患に関わる診療科や地域の皆さんと連携して患者様に寄り添った診療をすすめております。

  • 耳鼻咽喉外来

    耳鼻咽喉外来

主な対象疾患

患部 病名
内耳めまい、メニエール病、顔面神経麻痺(ハント症候群)、急性感音難聴(突発性難聴)、中耳炎、外耳道炎
鼻・副鼻腔 鼻副鼻腔腫瘍(上顎がん)、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎
口腔 口腔腫瘍(舌がん)
咽頭 咽頭腫瘍(咽頭がん)、扁桃炎、病巣感染症(IgA腎症、掌蹠膿疱症)
喉頭 喉頭腫瘍(声帯ポリープ、喉頭がん)、咽喉頭炎、喉頭麻痺(嚥下障害)
唾液腺 耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍、唾液腺炎
甲状腺 甲状腺腫瘍、副甲状腺(上皮小体)腫瘍
頸部 頸部腫瘍(頸のう胞)、頸部リンパ節疾患(リンパ節炎、リンパ腫)

診療内容

頭頸部には、耳、鼻、のど(咽頭と喉頭)、口、あごがあり、呼吸や食事(噛む・飲み込む)、発声など、生命を維持し、生活する上で欠かせない機能が集中しています。頭頸部外科・耳鼻咽喉科で主な治療対象となる頭頸部がんには、根治(完全に治すこと)と機能を温存することとの相反する問題があります。根治のために腫瘍を大きく切除すると、切除した部分の身体機能は著しく損なわれてしまいます。
わたしたちは広い範囲を切除する手術の際には、体の他の部分の組織を移植する再建手術に力を入れ、損なう機能を最小限に食い止めます。また、放射線療法と薬物療法を併用して広範囲な腫瘍を治療する方法も提案します。
最近では、狭域帯光観察(NBI)などの最新の内視鏡技術により口からのどの腫瘍を切除できる範囲が広がってきました。早い段階で咽喉頭のがんが見つかれば、首を切開せずに、口の中から腫瘍を切除できます。
わたしたちは頭頸部がんの治療において個別化医療を低侵襲で行うことを目指します。

主な検査と治療について

内視鏡検査

耳、鼻、のど(咽頭と喉頭)、口は外から見えにくく、病気の状態を確認するために内視鏡検査が有用です。
当院においてはオリンパス社製の最新内視鏡システムを導入し、迅速かつ詳細な診断を行っております。この内視鏡には狭域帯光観察(NBI)機能が備えられており、喉頭がんや咽頭がんの早期発見に役立っています。
内視鏡検査には感染対策が重要です。検査と検査の間には室内環境整備とともに内視鏡の全自動洗浄・消毒を行っています。

写真1電スコ 写真2超音波装置
超音波検査

甲状腺腫瘍や耳下腺や顎下腺などの唾液腺腫瘍の検査には超音波検査が有用です。
当院ではGE社製のハイエンド超音波検査が頭頸部外科・耳鼻咽喉科外来に導入され、必要に応じて迅速にかつ精密な検査情報が得られます。更なる精密検査として組織を穿刺して細胞で診断する方法(穿刺吸引細胞診)がありますが、穿刺吸引細胞診を行うときに超音波検査を併用すると正確かつ確実に検査を行うことができます。

写真3ENDOCLENS
咽頭腫瘍や喉頭腫瘍の経口的手術

喉頭ポリープなどの良性腫瘍や中咽頭がん、下咽頭がん、喉頭がんなどの早期の悪性腫瘍は、首を切開せずに、口の中から腫瘍を切除することができます。
当院ではオリンパス社製手術用内視鏡システムと永島医科器械社製咽喉頭直達鏡システムを導入し、最新鋭の経口的咽喉頭部分切除術を行うことができます。

副鼻腔炎の手術

抗菌薬の発達により副鼻腔炎の手術は以前よりも減りつつありますが、難治性の場合には手術をお薦めします。
副鼻腔は鼻の周りにあり、目や脳と近いため合併症(副損傷)のリスクが大きいです。
当院ではメドトロニック社製ナビゲーションシステムとマイクロデブリッダーシステムを導入しており最新の安全体制で手術を行います。

甲状腺の手術

甲状腺がんの診療には診断の際にも術後合併症にも反回神経の麻痺による嗄声(声がれ)が関わってきます。
当院では耳鼻咽喉科・頭頸部がん・内分泌外科の3種の専門医をもった医師2名で頭頸部外科・耳鼻咽喉科の診療を行っています。電子内視鏡や反回神経モニタリングシステムも装備しており安全に手術を受けていただくことができます。嗄声を生じている患者様には外科的に音声改善を行うことにも対応しております。

扁桃炎の手術

扁桃炎は発熱と堪えがたい咽頭痛を繰り返したり、いびきの原因となります。また、IgA腎症などの腎臓疾患や掌蹠膿疱症などの皮膚疾患は扁桃炎と大きな関係があります。
扁桃炎の手術(口蓋扁桃摘出術)は以前から術後出血しやすい手術の一つです。
当院では熟練した外科手技と最新の凝固システムで術後出血の少ない安全な手術を行っています。

顔面神経麻痺の治療

顔面神経麻痺の最初は片側の顔の筋肉が突然動かなくなることが多いです。帯状疱疹のウイルスが原因となる場合が多く、抗ウイルス剤と副腎皮質ホルモン剤を使って治療を行います。厳重な治療管理を行うため、8日間前後の入院をお薦めすることが多いです。

実績

検査内容
内視鏡検査
標準聴力検査
超音波検査
インピーダンスオージオメトリー
合計
2018年
415
211
141
75
842
2019年
567
337
176
121
1201

スタッフ紹介

部長メッセージ

耳鼻咽喉科は聴覚、平衡覚、嗅覚、味覚などの感覚や発声や摂食・嚥下に大きく関わっております。今後の高齢化社会に伴い、生活の質に関わる感覚・機能障害や、頭頸部がんは増えていくと予想されます。
わたしたちは皆さまの声に寄り添い、頭頸部外科・耳鼻咽喉科専門的な診療とともに、他の診療科や地域と連携して安心・安全な医療サービスを提供し続けたいと思います。

頭頸部外科・耳鼻咽喉科   長谷川 泰久

氏名 職務 専門分野、学会認定等 卒業大学 卒業年
長谷川 泰久 教授 耳鼻咽喉科指導医/専門医、内分泌外科専門医、頭頚部がん指導医/専門医、気管食道科専門医 三重大学 1978
松塚 祟 教授 耳鼻咽喉科指導医/専門医、内分泌外科専門医、頭頚部がん指導医/専門医、嚥下相談医 福島県立医科大学 1993
大橋 歌充 非常勤 耳鼻咽喉科専門医    
黒木 将 非常勤 耳量咽喉科    
小川 博史 非常勤 耳量咽喉科    
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