朝日大学病院

岐阜県岐阜市 橋本町3丁目23番地 [JR岐阜駅より徒歩約7分]

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呼吸器内科

呼吸器内科の概要

呼吸器の症状には、咳や痰が出る、息が苦しい、胸がゼイゼイ・ヒューヒューと音がする、などがあります。呼吸器内科が対象とする疾患には、肺炎などの呼吸器感染症、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、気管支喘息、肺がん、間質性肺炎などがあります。特に頻度の多いCOPD、気管支喘息に対しては、ガイドラインに則り、積極的に治療を行っています。肺がんに対しては組織型、進展範囲、遺伝子検査などに応じて適切な治療方針を決定し、薬物療法(分子標的治療薬、抗がん剤治療、免疫療法)を積極的に行っています。また放射線治療科と連携し、肺がんに対する放射線治療も行っています。咳・痰・息切れが続く場合や、健康診断で胸部レントゲン異常や肺機能検査異常を認めた場合は当科にご相談ください。

  • CT写真(肺がん)

    CT写真(肺がん)

  • 気管支鏡写真

    気管支鏡写真

主な対象疾患

患部
病名
肺炎などの呼吸器感染症
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
気管支喘息
肺がん
間質性肺炎
気胸
胸水貯留
呼吸不全

診療内容

外来
月曜日から金曜日まで初診外来・予約外来、土曜日は初診外来を開設しています。問診・診察、胸部レントゲン・CT検査、肺機能検査などで病状を診断し、適切な治療を行うよう心がけています。

入院
肺炎、肺がん、間質性肺炎、呼吸不全などの診断・治療を行っています。気管支鏡検査は原則1泊2日で入院検査を行っています。

主な検査と治療について

気管支鏡検査
肺や気管支の病気を診断するための内視鏡検査、いわゆる肺カメラの検査です。気管支鏡は太さは約5mm程度の細くて柔らかい管で、一般的な胃カメラより細くできています。カメラの先端には小型のCCDカメラが搭載されており、外部のモニターで口の中から気管支の中を見ることができます。肺がん、間質性肺炎、感染症、血痰などの精査に用いられます。経気管支的に腫瘍や肺組織を生検(組織採取)したり、気管支や肺胞を洗浄して細胞検査や細菌検査などを行います。
胸腔ドレナージ
トロッカーと呼ばれるカテーテルを胸腔内に留置し、胸腔内の空気や胸水を排出して肺の拡張を促す治療法です。気胸や胸水貯留に対する治療法で入院にて行っています。トロッカーから薬剤を注入して気胸や胸水貯留の再発を防ぐ治療(胸膜癒着術)を行うこともあります。
肺炎などの呼吸器感染症
肺炎は、細菌やウイルスなどの病原微生物が感染して、肺に炎症を起こす病気です。診察所見、胸部画像検査、血液検査などで診断します。喀痰検査などを行い、原因微生物を調べます。病原微生物に対する抗菌薬による治療を行います。軽症であれば、抗菌薬の内服などで外来での通院治療をします。中等症以上で入院が必要な場合は、入院での抗菌薬の注射を行います。禁煙に努めること、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンを接種しておくことは、肺炎予防において重要です。また、高齢や神経疾患などで嚥下機能が低下することに起因する誤嚥性肺炎が増加しています。誤嚥性肺炎では抗菌薬治療のほかに、口腔ケアや嚥下リハビリが重要になります。当院では歯科・口腔外科の協力のもと、口腔ケア、嚥下機能評価を行っています。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病といえます。肺の中の肺胞という小さな袋が壊れ、吸った空気を吐き出しにくくなり、息切れをきたす病気です。胸部画像検査や呼吸機能検査で診断を行います。禁煙で進行を止めることが最も重要です。症状を軽くするため、気管支拡張剤の吸入による治療を行います。血液中の酸素濃度が低い場合は、酸素吸入を行っていただきます(在宅酸素療法)。
気管支喘息
気管支喘息は気道に好酸球を主体とする炎症が続き、さまざまな刺激に気道が敏感になって発作的に気道が狭くなることを繰り返す病気です。原因はチリダニやハウスダスト、ペットのフケ、カビなどのアレルギーによることが多いのですが、その原因物質が特定できないこともあります。発作的に咳や痰が出て、ゼイゼイ、ヒューヒューという音を伴って息苦しくなります(喘息発作)。夜間や早朝に症状が出やすいのが特徴です。当科では気管支喘息を適切に診断し、重症度に応じて吸入ステロイドを主体とする薬物治療を行います。それでもコントロール困難な難治性喘息の患者さんに対しては経口ステロイド薬や抗体療法を行っています。吸入ステロイドなどの治療の進歩により多くは外来治療が可能ですが、喘息発作により呼吸状態が悪化した場合は入院治療を行います。
肺がん
肺がんが疑われる場合、CTをはじめとする画像検査や気管支鏡検査などにより診断を行い、治療方針を立てます。当院には呼吸器外科がないため、診断後、外科的治療が必要な場合は近隣の病院の呼吸器外科を紹介させていただきます。手術が困難な早期肺がんに対しては放射線治療を行っています。進行肺がんの場合は、最新のエビデンスに基づく多剤併用抗がん剤治療、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬による治療、化学放射線療法などを行います。インフォームド・コンセントを重視して患者さんに適切な治療法を選択していただいています。初回化学療法は原則2週間程度の入院治療で行っていただいています。化学療法専用の治療スペースである外来化学療法室を整備しており、外来化学療法を積極的に行っています。
間質性肺炎
間質性肺炎は、肺胞の壁(間質)に炎症や損傷が起こり、壁が厚く硬くなるため(線維化)、酸素を取り込みにくくなる病気です。間質性肺炎の原因は様々ですが、原因不明のものを特発性間質性肺炎といいます。そのほか膠原病や粉塵吸入に伴う間質性肺炎があります。画像診断(
胸部 X 線や CT)、呼吸機能検査、血液ガス分析などの検査が重要です。病型により抗線維化薬やステロイド治療が有効な場合があり適切な診断が重要です。
呼吸不全
慢性呼吸不全を引き起こす肺の病気には、COPD、肺結核後遺症、間質性肺炎、肺がんなどがあります。慢性呼吸不全に対して基礎疾患の治療および在宅酸素療法、鼻マスク式人工呼吸療法を行っています。呼吸リハビリも重要です。

実績

検査内容
気管支鏡検査
2015年
40
2016年
29
2017年
51
2018年
40
2019年
55

スタッフ紹介

部長メッセージ

呼吸器内科の対象疾患は、肺がん、COPD、間質性肺炎、気管支喘息、呼吸器感染症、呼吸不全など多岐にわたります。咳は外来を受診する訴えとしては最も多いものの一つであり、咳をきたしうる疾患は多く、長く続く咳は諸検査により精査する必要があります。外来ではCOPDや気管支喘息の患者さんが多く、また肺がんの外来化学療法を積極的に行っています。入院では肺炎・誤嚥性肺炎の患者さんが多い傾向にありますが、肺がんや呼吸不全などの治療にも力を入れています。呼吸器系でお困りの際は当科にご相談ください。

呼吸器内科  舟口 祝彦

氏名
舟口 祝彦
豊吉 沙耶香
柳瀬 恒明
職務
准教授
医師
非常勤
専門分野、学会認定など
呼吸器内科学
呼吸器内科一般
呼吸器内科一般
卒業大学
岐阜大学
北里大学
 
卒業年
1999
2012
 
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