放射線診断科の概要
平成19年10月1日より新たに開設されました。昨今の画像診断(特にCTおよびMRI)の進歩は著しく、 診断には必須の領域となっています。臨床診断の精度管理のさらなる向上をめざしていきます。
主に、各領域の画像診断に従事します。具体的には、以下を行います。各領域の的確な画像診断を通し、臨床診断に寄与します。読影範囲を段階的に拡充します。
放射線科専門医修練機関(画像診断・IVR部門/修-516)の認定をうけています。
画像算定加算2を取得しています。
呼吸器画像診断外来を平日午前中(金曜日)に開設し、開業医および近隣病院の胸部領域の画像診断の啓発およびコンサルトにあたります。
早朝(7:50~8:30)の“Morning conference”を平日(木曜日を除く)に開催しています。若手医師、医学生、放射線技師と毎日、腕を磨いております。
主な対象疾患
患部 | 病名 |
---|---|
中枢神経領域(脳、脊髄) | 脳血管障害,脳腫瘍など |
頭頚部領域 | 炎症性疾患頭頚部腫瘍など |
呼吸器領域 | 肺感染症,肺腫瘍,びまん性肺疾患など |
乳腺領域 | 乳癌など |
消化器疾患 | 上部消化管,下部消化管肝胆膵脾など |
泌尿器科領域 | 腫瘍関連(前立腺癌,膀胱癌など) |
婦人科領域 | 腫瘍関連(子宮癌,卵巣癌など),子宮筋腫など |
整形外科領域 | 脊椎疾患(脊柱管狭窄症,腰椎椎間板ヘルニアなど) |
核医学領域 |
診療内容
読影業務:平日午前・午後および土曜日午前
画像診断外来に関して診察時間:金曜日8:30~
診察場所:総合内科
診察人数:1日3名まで
診療ポリシー:午前中に診察、胸部CT、説明を終了いたします(最短の診療時間を重視).全過程1時間を目標にしています。
地域医療連携室(内線3130)に電話していただき、診療予約枠および当日午前中の胸部CT予約枠(最優先で診療時間後最短の枠を準備)をとっていただきます。
患者さんに報告書および画像所見レポート(フィルム)を紹介先生の元に持って行っていただきます。
画像所見レポートには所見内容 / 鑑別診断 / 今後の方針 / 参考文献などを記載します。
患者さんに対する最終的な説明は紹介先生にお願いしております。
入院 / 重症例診療は行っておりません。(本来の読影業務に支障が生じるため)
実績
- 検査内容
- 一般撮影(胸部・腹部)の読影件数
- CT・MRIの検査件数
- CT・MRIの読影件数
- 読影率
- 核医学検査件数
- 核医学読影件数
- 核医学読影率
- 2019
- 3,656
- 23,122
- 17,959
- 77.7%
- 391
- 145
- 37.1%
- 2020
- 3,716
- 22,035
- 16,735
- 75.9%
- 491
- 165
- 33.6%
- 2021
- 3,318
- 20,090
- 17,320
- 82.6%
- -
- -
- -
- 2022
- 2,214
- 20,134
- 15,938
- 79.2%
- -
- -
- -
- 2023
- 2,771
- 22,118
- 15,508
- 70.1%
- -
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スタッフ紹介
部長メッセージ
画像診断は、“診療”の“精度管理”に大きく関わる領域です。正確な診断に基づいて的確な治療方針が決定するからです。 私たち画像診断専門医は、臨床医からの必要十分な臨床情報をもとに、現病歴、既往歴、家族歴、身体所見、検査所見および画像所見などを総合的に判断して、鑑別診断を絞り、最終診断を臨床医に報告します。
中央管理部門(各診療科の扇の要に位置して、精度管理に関わる領域、放射線部、臨床検査・病理部など)の一翼として、今後もさらなる“精度管理”の向上に努めていく所存です。
放射線診断科
- 氏名
- 桐生 拓司
- 河合 信行
- 安藤 知広
- 職務
- 教授
- 非常勤
- 非常勤
- 専門分野、学会認定など
- 日本医学放射線学会専門医、日本呼吸器学会専門医
日本内科学会專門医、気管支鏡指導医 - 放射線診断
- 放射線診断
- 卒業大学
- 防衛医科大学
- 卒業年
- 1987